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欲望の翼 4Kレストア版のhirobeyのネタバレレビュー・内容・結末

欲望の翼 4Kレストア版(1990年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

劇場で期間限定公開だったので、何とか都合をつけて鑑賞。

WKW作品は、「花様年華」「2046」「恋する惑星」「ブエノスアイレス」を鑑賞済み。漸く本作を観ることができた。

全体に漂う湿度はどの作品にも共通している。香港のやや狭隘なアパートも。男性の着ている白のタンクトップ(自分が子供の頃は"ランニング"と呼んでいた😝)も。シャツはズボンにインしているファッションもこの時代だなぁと思う。

マギー・チャンが一途な女性スーを演じている。花様年華のチャイナドレスのご婦人とはちょっと違うが、やはりとても美しい。

一途と言えば、ジャッキー・チュンもアンディ・ラウも結局片思い。好きな女のために車を売ったお金を渡すところはかなり熱い。電話ボックスの前で電話を待つ姿。恋の予感は成就するのか。

最後にチラッと登場するトニー・レオン。ワンカットで、タバコを咥えながら身支度をする。タバコやお札をポケットに入れて、髪を整えて出かける。何とも格好がいい。ただ、本作のストーリーとはほぼ無関係のような…。どちらかと言うと「2046」のトニー・レオンに通じている感じ。

1960年4月16日3時1分前。こんな口説き方ある⁉︎

彼らの恋の駆け引きを観ながら、自分にも青春時代があったなぁと遠い昭和を思い出した次第。

音楽🎵も良かった。
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