画面を通して観ているだけでも過酷でつらすぎる約2時間半。それをあの極寒の地で72日間耐え抜いた彼ら。想像を絶する…。
若いスポーツマンだからこそ生き抜けたというのもあるかも知れないけど、生きる希望を失わなかったというのがすごい。自分だったらどうだろう?耐えれるだろうか?
飛行機が木っ端微塵に砕け散るシーンが怖すぎた。更に墜落した場所が雪山。見渡す限りの。絶望しかない。そして寒さと空腹。
この状況で誰一人勝手な行動を取ることなく、仲間を思い合えたのがまたすごい。いろんなシーンで自分だったらどうするんだろう?と考えさせられた。
食べようと思えば食べられる物がそこにある。でもその一線を越えていいのかという葛藤。次から次へと不運が重なり、仲間が命を落としていく。体力の前にもう気力がやられそう。
絶望の中、生きるために仲間のためにそれぞれの役割を果たす。「友のために命をささげるほど偉大な愛はない」まさにそんな映画だった。生き残った自分たちのことだけ考えるのではなく、ちゃんと遺品を持ち帰る姿も素晴らしかった。
知識は身を助けるし、体力も必要だとひしひしと感じさせられたね。強い心も。