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雪山の絆のhirobeyのネタバレレビュー・内容・結末

雪山の絆(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

1972年のアンデス山脈への飛行機墜落事故を描いた作品。事故から50年を機に製作された。

ウルグアイのラグビーチーム45名がチャーターした空軍機がチリに向かう途中、アンデス山脈に墜落し、およそ2ヶ月もの間、過酷な飢えと極寒の中でサバイバル生活を耐え、最終的に16名が生還した。

ほぼドキュメンタリーと言えるのではないか。墜落シーンの再現はインパクトがあった。また、死者の肉を食べて飢えを凌いでいたシーンが何度も描かれる。どれほどの極限状態かと言葉を失う。あの山脈をろくな装備もないまま、10日間も歩いて人里まで辿り着いた人がいた。人類が地球上の生存競争に勝って、文明を発展させてきたのは、こういう人々の勇気の賜物なのだろうと思った次第。

絶望感が襲う中にあって、亡くなった妻の愛を子供達に伝えるためにと、生きる意味を見出した人がいた。

自分は生き残れないだろうなと思いながら鑑賞した。
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