ジーン・ハックマン演じるFBIの熱血漢っぷりがたまらなく良い。こういう正義感あふれる映画を久しぶりに観た気がする。
フランシス・マクドーマンド演じる保安官の妻のセリフ「憎しみは生まれつきじゃない、教えられたの」これに尽きると思う。洗脳されていくんだよね。野蛮で残虐な行為を平然と犯す人間と、それを裁く司法も腐敗しているという負の連鎖。そりゃなくならないよ。『チョコレート』でもそうだったけれど、洗脳によって受け継がれてしまうのだから。
人種差別をテーマにした映画はいくつか観たけれど、これはベスト3に入れたい。
余談だけれど、ウォーキング・デッドのメルル役の俳優はここでも人種差別主義者の役だったわ。