小川勝広

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章の小川勝広のレビュー・感想・評価

5.0
街中、公園などのくたびれた描写、
ひび割れたコンクリート、
剥がれかかったポスター、

街の人、軍人の、
人形のような顔、

意図的に時代の気分を、
ディテールにキチンと
(キチンとレベルを超えた執念で街の傷み、ひとの痛みを描写しているからこそ、正義への執念が絵空事にならずに、キチンと縁取りされている)描写している、
それらを日常とした登場人物、
今そこにある地球の危機よりも、
今ここにないWiFiの方が危機、
家族との確執、
そしてLOVE、
揃っている作品の爆発力は凄い。

過去の名作、
『三体』も『オッペンハイマー』も、
基本構図は似ている。

知らない親子連れの子どもが、
鑑賞後、
親にドヤ顔をしていた、
子が親を導く作品に星五つ。

自分もイソべやんのステッカーを並んで買った。

【蛇足】

ガチャガチャもやりました。
青いイソべやんが出てきました。

かどでとおんたん、
が、
まどかとほむら、
のようにみえました。