伝説的なプロレスラーを父に持つ兄弟たちの物語。
実話をもとにしているが、この界隈にはあまりにも明るくないため無知な状態での鑑賞でした。
プロレスに取り憑かれた父。
自分が成し得なかったタイトル獲得の夢を息子たちに託しているのだろうが、権力と金にも囚われていたような。
最高峰のレスラーを一族から輩出すべく、厳しいトレーニングと男としての理想像のようなものを教えられながら育った兄弟たち。
理不尽にも見えることが多かったけれど、決して父のことを悪く言わず慕う彼らに切なさを覚えた。
"呪われた一族"と言われるようにとにかく不運に見舞われていくのだが、呪いでもなんでもなく父親の執念のせいだと思ってしまった。
揺るぎない兄弟間の絆がまぶしかった。
試合のシーンはもの凄く迫力があったし、ザック・エフロンの体の仕上がり方がえげつなかった…。
