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春の画 SHUNGAのichikawaosamuのレビュー・感想・評価

春の画 SHUNGA(2023年製作の映画)
4.5
エロティシズムだけではない、 多彩な表現内容、技巧、 その創造性! 表情豊かに描かれる 「性」と「生」を発見する 驚きのドキュメンタリー映画。(ここまで映画サイトからの引用)

「春画先生」と本作によって春画に対するイメージが大きく変わりました。一人でこそこそと見るのではなく、「笑い絵」と呼ばれるように大勢の人で見て笑い合う。めちゃくちゃオープンな感じだし、嫁入り道具の一つとしてその地位を確立していたりという話は、ボクが勝手に抱いていた印象とは大きく異なる。

また、葛飾北斎、歌川国芳、国貞といった有名な浮世絵師が春画も描いていたという事実も、当時の春画の位置付けを示すものになってる。

あの微妙で細部に至る表現を完成させるのには、超一流の技術が必要であったので、その技を身につける(見せつける)ということでも春画は役立っていたようだ。





あぶな絵
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