このレビューはネタバレを含みます
85分で収まりきるのか、尺は足りるのか心配なまま劇場入りした。
劇場を後にした時は心は満たされていた。圧巻だった。作画に主軸ストーリー、合間に入る回想シーン、キャラクター視点で動く一人称映像。
85分にしっかり入ってた。
序盤の早めの展開も3セット目後半戦のジリジリした進み具合も全てバランスが良いと感じた。
85分のあっという間の時間は、まだ試合をしていたいという烏野と音駒のキャラクター達の気持ちともリンクしたと思えた時間配分に感じる。
まだ映画をこの戦いを見続けていたい。
まだ試合がしたい。
展開を知らずに見たことでよりキャラクター達と同じ気持ちでいられた気がする。
感動するポイントが多すぎる。
日向と研磨の描かれ方がとても良い。
研磨と黒尾の回想シーンがとても良かった。その回想シーンの積み重ねの後に来る日向と出会って変わりつつあった研磨を描くのがたまらん。そして研磨の口から聞けて嬉しい言葉がたくさん溢れ出ていた。
研磨に楽しいと言わせた日向の叫び。たまらなかった。
もう一度観たい。