たなけん

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦のたなけんのレビュー・感想・評価

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中学1年生の4月、ハイキューを読んでたからバレー部の入部を決めました。
それから9年経ってもまだバレーを続けているのは紛れもなくハイキューのおかげです。

全シーン全プレー共感しかない。
セッターからネット際に返されたらああいう反応になるし、逆に自分たちもなるべくセッターのいる方にチャンスボールを返す。
アニメ的快楽の中にもしっかりロジックがあって、主人公が追い込まれても絶対に「気合い」だけで乗りきったりしない。
そこにバレーボールの美学があって、さらにエンタメに昇華してここまで色んな層に見てもらえるまで作り上げてくれた古舘先生の功績は計り知れない。

作画もCGをあえて使わなかったのか、スラダンに負けないっていう意地が見えたし、なのにリアルすぎるくらいに解像度の高い動き方してた。
なんなら汗の匂いまで感じた。

3セット目はギアが何段階も上がった気がして、特にラストのラリーはこれぞ劇場版って感じだった。永遠に続いて欲しかったし、まだあの空間に浸ってたかった。もう1回の無い試合のあの感覚を味わわせてくれてありがとうございました。

ただもう1回見ます。
たなけん

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