隣人X 疑惑の彼女のMakJohnのレビュー・感想・評価

超未来でもないのに 人類に危害を加えない宇宙人の難民を地球として受け入れることになるというところから始まる物語。

じっくりとゆったりと物語を描写してゆくので 荒唐無稽な前提がまた気にならなくなる。
軽率な週刊誌、売れさえすれば良いと言う責任な編集長とその取り巻き、興味本位の現代の市民たちを描きつつ 差別や偏見の醜さ、貧しさから家族を守るために 金に目が眩む弱さとその罪の意識の間で葛藤しつつも、流されてしまう主人公を林遣都くんが熱演。 無表情で無機質で透明な彼女を上野樹里が好演している。