東野圭吾の原作という事で期待していた作品。
ただfilmaでの点数低いのがちょっと不安と思いながら鑑賞。
で、ん〜。
不安が的中してしまった〜。
ここからネタバレ含みます。
東野圭吾の作品て叙情的な奥深さが魅力。
この作品も麻倉雅美の復讐劇としての叙情要素はあったかと思うが何故かそれを感じず。
その理由は色々あるんだろうが。
序盤「そして誰もいなくなった」をかなり意識させる場面があったが、いやいや、いきなりネタバレか。
「そして誰もいなくなった」のトリックのキモはあれでしょ。
そのシーンも含め何かテンポの悪さが気になった。
まぁそれは置いといて。
いい若手俳優が揃っていたしこれからの成長が楽しみという事で。
演出家が最終オーディションとして7人を山荘に集めたって話しだが、その復讐劇のシナリオは麻倉雅美が書いたんだろうしカメラのモニターも麻倉雅美が見るものだったし。
最終オーディションはフェイク?
なら何故復讐対象でも劇団員でもない重岡くんを呼んだ?
などと自分の理解不足なんだろうけどそんな事が気になってしまった。
主題歌がWEST.だったのも結局はアイドル映画だったのかと期待してただけあって辛口の感想になってしまう。
図面上を人が動くって演出、『ドッグヴィル』の真似っこかと思ったがラストの演劇に繋がるものとしたらそれはそれで良かったなと。
もう一度観ると気づかなかった伏線に気づいて面白いのかも。
ただ現時点では水ダウの津田ミステリーの方が良かったかな笑