久保田靖史

ミニミニ大作戦の久保田靖史のレビュー・感想・評価

ミニミニ大作戦(1969年製作の映画)
3.8
 いきなり冒頭からランボルギーニ・ミウラが現れ、我々スーパーカーブーム世代は嬉しくなります。また私がまだ20代の頃はローバーのミニを買おうかと、本気に考えていた事もありこの映画を観るのは楽しみでありました。
 果たして内容はイタリア🇮🇹ミラノの街を舞台に繰り広げられる「ルパン三世」さながらのイタリア🇮🇹警察👮‍♀️とイギリス🇬🇧窃盗団とのカーチェイス。窃盗団リーダーは後にウッディ・アレン監督「ハンナとその姉妹」で中年太りの純愛オジサンを演じたマイケル・ケインが若かりし姿で演じてます。コンピューターの天才ピーチ教授の女性の嗜好はデブ専などなど、B級映画らしい小ネタも挟みながらの展開。そしてラストはチャップリン「黄金狂時代」のパロディと最後まで楽しませてくれます。音楽はクインシー・ジョーンズ。B級とは言いながらかなりお金かかっていると思います。
 原題の「The Italian Job」は製作の米英サイドがイタリア警察の後手後手ぶりを皮肉って付けたタイトルです。イタリア当局はこの笑い者にされたかのようなタイトルに関わらず、撮影に全面協力。イタリア🇮🇹人って素敵だなと思いました。
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