伊の自動車メーカー
フェラーリ🇮🇹
ブランドがイメージさせる
華やかな表舞台とは裏腹に
会社経営でも私生活でも
窮地に立たされていた
創始者
エンツォ・フェラーリを
描いた伝記映画
・スピードと事故は表裏一体
「秘蔵っ子ドライバーを
喰い尽くす産業の悪魔」
と酷評されたフェラーリ
自社のマシンで
名ドライバーを２名も喪い
テストドライブ中の事故により
ツールドフランスの優勝者
アルフォンソ・デ・ポルタゴ🇪🇸を
雇い入れる運びとなる
・経営方針
フィアット社🇮🇹
フォード社🇺🇸のような
パートナーに資本投入してもらうことで
生産規模を拡大させ
年間生産数を上げていく方針に対し
フェラーリは
経営に口出しされることを嫌い
全ての指揮権を自らに置きたがった
一方 ル・マンで
上位独占していたジャガー🇬🇧は
王族が列をなす状態で
「日曜に優勝し
月曜には注文殺到」が常
「ジャガーは
車を売る為にレースをするが
私が車を売るのはレースの為」
が、エンツォの方針
・ミッレミリアのレース
イタリア全土1000マイルを縦断する
過酷な伝説的公道自動車レース
イタリア北部の都市を出発
南下したサンマリノを経て
ローマへ
ローマからまた北上して
ブルシアへ戻るというルート
ミッレミリアは
イタリア全土を1000マイル
（伊：mile milia = ミッレミリア）
走る事から名付けられた
サッカー、車、女
が大好きなイタリア男
銃を持出すほどの情熱で
嫉妬の炎までもを焦がしてしまう
典型的ラテン女性
本作を通して
イタリアの文化を垣間見れるのもおもしろい
轟くエンジン音と
優雅なイタリア歌曲
教会のある街並みと
イタリアの緑豊かな自然
🇮🇹
緑は国土と自由
白は雪と平等
赤は情熱と博愛
作中で緑の中を疾走する
イタリアンレッドのフェラーリは
国旗の象徴そのものに映った
