シャチ

悪は存在しないのシャチのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
3.5
都会の喧騒から離れ自然に囲まれた高原で娘と二人で暮らす町の便利屋「巧」

その高原にグランピング場を作る計画が持ち上がり、環境破壊を懸念する地元民と地域発展を唄う開発業者の主張を中立的な視点で見ている「巧」を中心に描いた作品

濱口監督作品の特徴というか、本作も大きく派手な展開があるわけではなく淡々と緩やかに話が進んでいく感じ

「悪は存在しない」
人と人、人と自然、人と動物…
そこに悪意は存在しないが置かれている立場と状況により悪と認識されたりする…そんな話

映画通な方々など高評価しそうな人が多くいそうな一方、合わない人はトコトン合わないと思う

あと、最初の30分くらい?延々と環境映像みたいな静けさなので眠くなるかもw

ただ、ラストは思いっきりぶん投げてるなあ…考察系の人とか好きそう
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