「この世に存在する“悪”とはなんなのか？」
あの濱口竜介監督の新作がやっと香川県でも公開されて朝イチに鑑賞しましたが、本当に濱口監督は天才だと感じてしまうぐらい美しい自然だけで描かれた世界観に僕は引き込まれました。
本作は自然と共に生きている水挽町に「グランピング」の設置に対して村人たちと揉めるだけでの、本当にドキュメンタリーの様なリアルな雰囲気を引き出す濱口監督の演出と石橋英子の音楽は圧巻の一言です。
それに演者たちのリアルな演技もとにかく素晴らしいので、僕は知らない俳優さんたちなのに凄く好きになってしまいました。
あと終盤からまさかの展開になり僕の心の中で「終わり⁉️」とビックリしてしまう程の衝撃のラストに衝撃を受けましたが、フォロワーさんのレビューで「答えではなく、問いを投げかける映画」を見た時に自分の中でしっくりした様な作品で、
これから更に人生を重ねて本作を何度も何度も見て、この濱口監督が提示した「問い」の答えを見つけたいと凄く感じさせる作品でした。
