市子のマリンのネタバレレビュー・内容・結末

3年付き合った彼女の市子にプロポーズをした長谷川くん。翌日家に帰ると市子が失踪していて、手掛かりになるのは一枚の写真だけ。
刑事さんと一緒に市子を追っていくうちに、彼女が隠していた過去がどんどん明らかになっていく。

“無戸籍”をテーマにしていて、市子の家庭環境や境遇には同情してしまうけど、何か別の方法はなかったのかと思ってしまう。
もっと周りに頼っても良かったと思うんだけどな。実際長谷川くんなら助けてくれただろうし。

婚姻届を目の前にした市子の涙が、嬉しさと絶望と感情が入り混じってて、なんとも言えない気持ちになる。
絶望の中外を歩く市子が、母親が昔歌ってくれた虹を口ずさんでいるもあまりにも対照的だった。

ぼーっと観てたらぬるっと終わったんだけど、やってることは恐ろしかった。
実際に同じ境遇の人も多くいるんだろうね。