助ベージュ

ほかげの助ベージュのレビュー・感想・評価

ほかげ(2023年製作の映画)
4.3
「どういう話?」かは語彙力不足故、理解はしている(と思う)ものも、言語化出来ない、第二次世界大戦終戦後の日本。限定的な小さな視点・極めて個人視点な話。
町も命も心も何もかも傷つき失いボロボロの戦後。

ある映画から引用「無(ゼロ)から負(マイナス)へ」。否、"アレ"が来ずともとっくに負(マイナス)。
改めて「戦争が終わった!ハッピーエンド!じゃない、その後の恐ろしさをまざまざと突きつける作品。

同監督『野火』はじめ、
「反戦」の意を込め、
銃弾飛び交う地獄の様な戦場・空襲で火の海の本土・愚かなお上による哀しき特攻…etc.
様々な形の「第二次世界大戦」映画は数あるし、2023年後半特に「戦前」「戦後」を舞台・テーマにした作品が複数作られた中、
エンタメ性やわかりやすいメッセージ性を削ぎ落し、一番生々しい戦いの傷跡…否、生傷を見せつける事による、最も強い「反戦映画」の1つ。

みんな凄いが代表で、
趣里さん。恐るべし…
助ベージュ

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