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アントニオ猪木をさがしてのhirobeyのレビュー・感想・評価

アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)
3.7
予告編を観て、観てみたいと思った作品。ポスターの猪木の横顔がカッコよかったというのもあった。

アントニオ猪木を懐かしむ映画。きっとファンからしたら、あれもこれも足りないと思うだろうし、ドラマパートについても、時間がもったいないという気がしなくもないが、彼が亡くなって一年。昭和がまた遠くなった、確かに猪木は格好良かった。そう思えた映画だった。

子供の頃、確かにプロレスのテレビ放送があった。くりーむ有田ほどプロレスにハマっていたわけではないフツーの小学生だったけれど、それでも名前と顔が判るレスラーは何人かいる。全日と新日がごっちゃになっているところもあるけれど。

テレビで試合を観ていたと記憶しているレスラーたち↓
ジャイアント馬場、アントニオ猪木、ジャンボ鶴田、坂口征二、山本小鉄、藤波辰巳、初代タイガーマスク、上田馬之助、大木金太郎、アニマル浜口、長州力、ザデストロイヤー、ドリーファンクJr.、テリーファンク、アブドラザブッチャー、キラーカーン、タイガージェットシン、アンドレザジャイアント、ミルマスカラス、スタンハンセン、ハルクホーガン…。
藤原や天龍も知ってはいるが、試合を観た記憶はあまりない。スカイハイに乗って登場するミルマスカラスが好きだった。額からの流血がお約束のブッチャーには怖さと滑稽さがあった。シンのサーベルとか上田の日本刀とかは怖かった。アンドレが一番強いはずと思っていた。ハンセンの雄叫びも面白かった。ドリーのスピニングトーホールドは効くのか疑問だった。馬場の16文も。あぁ、プロレスで効く効かないを語るのは野暮かもしれない。

本作で猪木専属の写真家原さんを知った。どの写真も素晴らしい。写真集があれば手に入れたい。

あの熱い時代があったからこその、今の長州であり、浜口なのかなぁと思う。ただの子煩悩なオモロいおじいちゃんたちではないのだ。それも皆んな猪木から始まっているというのは、ちと言い過ぎだろうか。
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