ミシンそば

ボブ・マーリー:ONE LOVEのミシンそばのレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
2.6
申し訳ないが自分には全く合わない映画だった。
ボブ・マーリーの人となりは勿論、楽曲への造詣も高くはないから余計に距離を感じ、多分半分以上眠ってしまった。

今の時代に、実際に歌で世界を変え、流星のように去っていってしまったマーリーの映画が作られるのはある意味必然か。
演者の熱量も凄い(主演のベン=アディルは分かりやすく憑依型の演技だった)。
だが、マルクス・グリーン監督の演出に関してはそれほど上手いとは思えず、ボブ・マーリーを人として描くことを主目的としているのなら、失敗してるように感じる(器量は大きいが、傲慢だったりクズな一面も人間だから当然あるし、気遣いの仕方が下手だなこの人、とも自分は感じた)。

眠くなってしまった所以は、製作陣が観せたいものと観客が観たいものがかなり違うってトコも多かったからと言うのもあるだろう。
あの終わり方は正直センスの欠片もない。