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ボブ・マーリー:ONE LOVEのmontanoのネタバレレビュー・内容・結末

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

公開されるのを1年近く前に知って、ずっと楽しみにしてた作品。
期待と不安が入り混じった複雑な心境で観た。

まず、標準的な英語ではなく、ちゃんとパトワが使われているのが良かったし、ボブ・マーリーやジャマイカに対してのリスペクトを感じた。

内容的には期待通りラストはワン・ラブピース・コンサートだった…のにもかかわらず、あまりにもあっさりし過ぎていて、肩透かしを食らった感じだった。
やはりあのコンサートを映画のクライマックスに据えて、ライブパフォーマンスを含めてもっと丁寧に描くべきだし、PNPとJLPの党首をステージにあげて握手させるシーンを最大の見せ場としてドラマでしっかりと見せてくれたら、『ボヘミアン・ラプソディ』レベルの感動作になり得たと思う。

でもそうは言っても、他のライブシーンや劇伴で使用されている楽曲がメッセージ性の強い名曲ばかりなので、Dolby Atmosで観たことも功を奏してか、何度かウルっときてしまった。

ナイヤビンギの所とか、コクソン・ドットの前で「Simmer Down」を披露するシーンは予想外だったので嬉しかった。
あとロンドンでのパンクのライブシーンのバンドはThe Clashってことなのか?

指輪のくだりで、あっ アノ指輪だー!てなって、そのいきさつを知れて良かった。

キングズリー・ベン=アディルは初めて見た。素晴らしい演技だったし、一部実際に歌ってたようだけど、とてもイイ声だった。
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