視点が異なるので、エルヴィス・プレスリーとプリシラの印象が、バズ・ラーマンの「エルヴィス」とは全く異なっていた。
プリシラから見たエルヴィスの人物像は、いわゆる男性的な乱暴さを持ち、わがままで、幼く、不器用なところもある、表舞台に立ったときのスターとは違った人物として描かれる。
そのエルヴィスと恋に落ち、愛し、振り回され、そして別れを告げるプリシラの姿。
恋するプリシラの輝きは、時とともに薄れていく。
楽しかった思い出、嫌いにはなれない、どうか幸せでありますように、ずっとあなたを想い続けるだろう。