エルビスは自邸でのパーティーでプリシラを紹介され、すぐに興味を持つ。
「静かなところで話したい」
「僕の部屋は２階に上がって左の１番目の部屋」
「怖がらなくていい。嫌なことはしない」
その言葉どおりちゃんと抱かない。なんだったらこのあと何年も抱かない。
どんどん蓄積されていくキモポイント。
（ちなみに出会ったときの2人は15歳と25歳。エンディング時は28歳と38歳）
このイントロで、「はたしてエルビスの気持ち悪さはエンディングまでに解消されるだろうか」という鑑賞態度が決まってしまった。（解消されません！笑）
そして私は思い出す。
お気に入りの女の子を見つけて、時代のファッションとカルチャーで飾りつけるーーそれこそがソフィア・コッポラ作品の真骨頂であることを……。
