14歳。世界的スターとの恋、そして結婚生活。
その砂糖菓子のような悪夢をソフィア・コッポラが描いた作品。
60~70年代のキュートなファッションと世界観はずっと眼福。
かわいい!そして狂ってる!耽美な閉塞感に引き込まれた。
スターとの甘い夢を軽率に夢見がちな現代ですが、
これからはその夢の片隅にこの悪夢を思い出しそう。
一方で、小さな靴を履いて歩き出した後のシンデレラの成長物語でもあり
切なくて逞しくてセレブリティのお話なのに心を重ねてしまった。
試写にて拝見しました。誰も極端に悪い人がいないのも、好きでした。
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