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ポッド・ジェネレーションのsonozyのネタバレレビュー・内容・結末

ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

近未来のニューヨーク。
AI音声アシスタントが家での生活をすべてサポートし優雅な暮らしをしている夫妻、ハイテク企業に務める稼ぎ手のレイチェル(エミリア・クラーク)と、自然との接触を失った学生たちに自然の素晴らしさを教える植物学者の夫アルヴィー(キウェテル・イジョフォー)の物語。

女性の上司から昇進を打診されたレイチェルは、彼女のアドバイスもあり、アルヴィーに相談せず、ある重要な決断をくだす。
それは「PEGAZUS」という企業が提供している、受精卵を母体ではなく卵型の人工子宮ポッドで出産まで育てるという高額なサービス。
自然派のアルヴィは当然ながら人工的なシステムの利用を反対するが、次第に態度が軟化し、アルヴィーの決定に賛同しPEGAZUS社の「Womb Center(子宮センター)」に向かう。

女性の自由(妊娠期間からの解放・仕事への影響低減)や、母性の葛藤、父性の変容・・・テーマはとても興味深いし、AIが発展したわりと近い未来になくはない話としても面白いんですが、ストーリーもラストも平坦すぎるというか・・・

お腹の中に我が子がいない不安や揺れ動く母性を演じるエミリア・クラーク、「Womb Center(子宮センター)」の所長リンダ役のロザリー・クレイグも怪しさ含みのキャラが良かった。
レイチェルが通うAIセラピスト(イライザ)。あれはすぐ実現しそう。笑
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