このレビューはネタバレを含みます
《身内争い、血筋はきたねぇまま》
命が尽きるまで、俺たちが殺す。
殺す側の奪い合い。
コピノ。殺人のプロ。
自身もコピノ。死ぬ前に恩返しをしたい。
スタイリッシュな鬼ごっこ。
もっと規模感の大きい話しかと思っていたけれど、一族の汚い争いに一人の貴公子が首を突っ込む展開。
バイオレンスアクションは目を見張るものがあるけれど、背景がそこまで濃くないが故に緊迫感は薄い。
ただ、貴公子の存在は中盤から終盤にかけて、ようやくそのベールが剥がされるので、彼の目的、何の争いに巻き込まれているのかなど十二分に引き込まれた。
ただ、ラストシーンでは間の抜けた音楽とコメディオチなのがいただけない。