とらキチ

キラーコンドーム ディレクターズカット完全版のとらキチのレビュー・感想・評価

3.9
「キラー○○」シリーズは、観れる機会がある時に観ないと豆腐のカドに頭をぶつけて死んでしまう呪いにかかっているので鑑賞。
“コンドームが男の股間の大事なモノを食い千切る”というバカ設定は措いておいて、まさかこの作品の本質的なテーマが、“アンチクライスト”とでも言うべき“LGBTQプライド”な作品だったとは夢にも思わなかった(時代的にホモセクシャルプライドとなりますが)し、そのメッセージ性にはとても深く力強いモノを感じた。まさに令和の今だからこそ、リマスターして再公開する価値があったのだと言うべきか。でも「ディレクターズカット完全版」故か、118分はちと長い😅。
ドイツの作品でありながら、ニューヨーク🗽が舞台の作品。たまにニューヨーク🗽の実景のインサートをチョチョッと挟んでおけば、ずっとドイツでロケしていてもきっと誰も気づかないだろうに、ちゃんとニューヨーク🗽でロケをしてしまう律儀さは根が真面目なドイツ人ならではなのか。でもそんなニューヨーク🗽の街中なのに、喋る言語はバリバリのドイツ語であるという違和感(苦笑)。
あの“エイリアン”のデザイナー、H・R・ギーガーの手による“キラーコンドーム”は抜群にカッコイイ!まるで後のドナルド・トランプ氏を模したかのような大統領候補者“ディック”の股間が被害に遭われた時の新聞の一面の見出し📰「Dickless Dick!」には爆笑🤣
入場者特典が“コンドーム”なのもナイス👍!

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