寿命の移植が可能になった近未来のドイツ。順風満帆な結婚生活を送っていたマックスとエレナだったが、借金返済のためエレナは40年分の命を売ることになってしまった…。
35歳という若さで亡くなった天才モーツァルトがもっと長く生きていたら?というわかりやすい例えがあったけど、言いたいことはまあわかる。表向き、企業はそんなきれいな話をするよね。
金持ちは寿命を買い、若さしかない貧乏人は寿命を売ってお金を得る。たった数年ならまだしも40年はキツすぎるよな。
ずいぶん身勝手な気がしてマックスのことは好きになれなかった。散々仲介してきたくせにそれが自分の妻のことになると…。しかも「身勝手な方法を取るのはよくない」ってお前が言う?状態。
どうやって寿命を移植するんだろう?とか何回もやるのアリなん?とか深く考えるといろいろ疑問は出てくるけど、まあまあ面白かった。夫婦の結末は意外だったわ。