アシダテメイカ

バジーノイズのアシダテメイカのレビュー・感想・評価

バジーノイズ(2023年製作の映画)
3.2
試写会にて
Twitterには書けなかった本音を描きます。
どちらも、思っていることだけど
こちらでは総合した感想を書きます。

◼️要点でまとめると
・「バジーノイズ」というタイトルが好きで、自分が求めている物、「表現することで救われる」ことを表現されている作品であったので、救いを求めて映画を鑑賞。そして、言葉にはできない勇気みたいなものがもらえた映画だった。(もう少し内容を反芻しないと明確な言語化ができない。)

・音楽はムードがあって、いいのだけど、メリハリがなく間延びしてる。流れている音楽に差がなく、目を見張る面白さはあまり得られなかった。

・俳優さんの演技力ばかりに注目されて、物語の本質はあまり見えてこない。物語が進んでいく中で置いてけぼりになっている感覚を覚えた。

・映像はきれいだしいい物語で、ただこの漫画は実写で表現するより、アニメーションで表現した方がより鑑賞者に主人公や周りの人間の感情が伝わる演出ができるのでは?と素人ながらに思った。

・キャッチコピーにある「圧倒的共感度」は、一回見ただけでは感じられなかったし、理解ができなかったのが正直な感想。しかし何度もみて反芻して観てみたい作品ではあることは確か。ここからは鑑賞者側の物語への寄り添い方に委ねられるところではあるかもしれない。

・俳優さんはこれからいろんなドラマや映画に出られる方ばかりで、その点ではこの作品は要履修映画になっていくと思う。特にJO1の川西くんは今回が初主演なので今後が期待できる作品だった。その点、一足先に鑑賞できてよかったと思います。

・ただの「アイドル映画」として売るには「もったいない」物語で、むつき潤先生のX掲載されていた原作漫画を映画公開に合わせて読んだ人間としては物語の表現の可能性が頭打ちになったようで少し悲しかった。