にく

ザ・クリエイター/創造者のにくのレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
2.8
G・エドワーズ『ザ・クリエイター 創造者』(23)。英人監督により搾取されたアジア像の集積。サイボーグと化した東南アジアの人々がAIとの共生を選択している近未来(インドシナ戦争やベトナム戦争の影)。原爆・特攻イメージを橋渡しする渡辺謙。この世界に共感を寄せる主人公は義手・義足の「黒人」だ。
 本作の予告編に2020年のベイルート港爆発事件の映像が大した加工を施されることもなくそのまま「流用」されていたという話は、監督による日本のアニメーションへの映画内での言及も、そのレベルでなされているのではないかという疑惑を招く。「ザ・クリエイター」(監督)は本当に何かを創造できたのか。
にく

にく