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KO世紀ビースト三獣士のmitakosamaのレビュー・感想・評価

KO世紀ビースト三獣士(1992年製作の映画)
2.9
OVA全3話の総集編映画とのこと。ova自体は如何にも90年代という感じの仕上がりだ。
原案、構成があかほりさとるだもんな。こういうノリあった。でも当時からキツかったなぁ〜。

ビーストと言われるミュータントの半獣人がいる世界。侵略者としてヒューマン(人間)が攻めてくるという内容。人間が追われる側じゃ無く追う側という、既成概念の立場を逆にしたというアイデアが先ず新鮮だ。
ビースト族のワン・ダバダ(猫系・熱血)、メイ・マー(人魚・ヒロイン)、バド・ミント(鳥系・ニヒルスケベ)の三人組が三銃士ならぬ三獣士として戦う。
それは良いが、もう一人メッカなる亀の獣人もいるんだよな。こいつはなんなんだ。(一応四神獣をイメージしてる様だが)

人間側はVダァーン、Vジョーンの男女。ボスの命令で“ガイア”と呼ばれる存在を探す。
ガイアの秘密にたどり着く“ジン”を巡り戦うビーストとヒューマン。

ビーストはジンから地霊王・海霊王・空霊王の3体のロボを呼び出し戦う。

メカデザインは中原れい。個性的なデザインをする人なのでもっと評価されて良いと思う。
各メカが陸海空なのは当時流行ったグランゾートにも通じるし、海だけデカいのはバビル二世を思わせる。
そして、キャラデザインの醸し出すザ☆平成よ。縦長の目玉とか時代だよなー。各キャラのアクションから何から全て平成を感じる。

色んな意味で平成のオタクカルチャーが凝縮された様な1作。
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