なつそら

BAD LANDS バッド・ランズのなつそらのレビュー・感想・評価

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)
4.3
【安藤サクラが男前すぎる!】

予告編を見てからどうしても見たかった作品の一つ。
予告編から面白かったので期待して鑑賞。

コレは面白い!
オープニングから衝撃でした。
原作は黒川博行の勁草、脚本は原田監督。
原作がかなり詳細にオレ詐欺を調べ上げて書いているからか、彼らの緻密さには驚きでした。

その片棒を担いでいるのがネリこと安藤サクラ。
悪党のひとりなのにとても人情に厚く、西成の行き場のない人たちのリーダー的な存在。
めちゃくちゃ男前。
その彼女の弟が仕事を手伝ううちにおかしなことになる。
なぜそんなとこに落ちてしまったのか?その二人の過去がちょっとずつ明かされていくその脚本がとても良かった。

伏線もたくさん散りばめられていて好きな作り。ただ、もう少しコレ伏線です!の印象を消して欲しかったかな?
ネリが危機を脱するとことか暗証番号とかもうちょい工夫して欲しかった。

知らないとなんのことかわからないと思うのがスピリタス。
アルコール度数が96度あるウォッカ。
飲むと歯が乾きます。
マジで火がつくアルコールで火気厳禁です。
学生の時に週1でスピリタスジェンガをやってボロボロになったことを思い出しました(笑)

結構無駄なセリフの応酬が見られますが、めちゃくちゃ面白い映画でとてもオススメできます!
なつそら

なつそら