OASIS

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊のOASISのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

オリエント急行、ナイル川と広大な舞台が続いてきてからの、このまま規模が大きくなり続けるかと思いきや室内劇という狭い空間での謎解きに原点回帰するという発想は良かった。

蜂蜜の毒を使った幻覚を利用したトリックというアナログ的な手法と、降霊会というオカルト的要素の繋がりが今ひとつ分からずその真相には唸った。
対象が赤ん坊だったらボツリヌス菌がどうたらこうたらでまだ気づけたかもしれないが、そこにシャクナゲが加わったらもう分からんね。
そういえば「薬屋のひとりごと」でもそんなエピソードがあったな。

謎解きは面白かったが、いかんせん画面がシンプルで暗いので緩急、派手さに欠けるのが問題。
密室劇の難しい所でもある。
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