無情の世界のあいぞうのネタバレレビュー・内容・結末

何をしでかすかわからないような雰囲気の主人公の子悪魔さと映像の美と非日常感が魅力的な「真夜中のキッス」、役者でなくても生活していると時折、体験する自信が持てない時の一瞬のじめついた気分に陥る主人公に共感してしまう場面が素敵だったり、そんな主人公だからこそ幸せや喜びを感じるたりそれとは正反対の強さを手に入れる主人公の姿が男前で格好良い「イミテーション・ヤクザ」、似たもの同士の二人の弱さが美しかったり幼かったりして、途中から、最後はどうなるんだろうと思いながら二人を見守ってしまう「あなたと私の二人だけの世界」、個性の強い作品で魅力的でだからこの『日本映画』という感じの作品を観られて面白かった三編でした。