タロウ

ひまわり デジタルリマスター版のタロウのレビュー・感想・評価

4.0
戦争を題材としているが
戦争で誰かが亡くなるとかとは
別の悲しみの映画だった。
このような展開は想像できなかったし
悲しいというより
終わり方がかなり切ない映画だった。

たしかに名作なのだろう…

実際戦争がきっかけでこのような夫婦もいたのかもしれない…

邦題?の"ひまわり"も物語にすごく関係はしてはこないと個人的な感想。
ただオープニングや途中で入るひまわり畑の景色は夏に観たくなる映画のシーンだなと言える。
ひまわりの角度で心情を表している印象も伝わってきたが70年代の映画として細かい演出が素晴らしく感じる。

戦争に行かなくていいように結婚したり
病気を装ったり
2人のオムレツの食事のシーンだったり
戦争映画なのだが
はじめの方はコメディ感があって笑える。
これらはすごく印象に残っている。

最後の最後に主人が戦争の帰りに毛皮を買ってくるシーンはエモかった。


以前にくらべて
不倫が身近に感じたり当たり前のようなニュースが多く感じる現代。
この純愛映画はすごく刺さった。
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