k

哀れなるものたちのkのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

肌は白ー赤
セザンヌとティムバートンのような画面
人物造形は可愛い
衣装がとてもいい

前半はひたすら気分が悪い
"POOR"という自称を信頼して見続けた
後半は美しくなりゆく ?
それでも吐き気がする

醜悪でも無邪気であることはいいことだと思う。憧れるだろう。

自分の体が穴の空いた肉塊であるということを、どう受け流せばいいのかわからない

私も美しい肉体を持っていれば春くらい売っていたろうと思う。その程度には肉体は憎い。

頭も生まれたまんま、口ばかり達者になっても空っぽのまんまであることをぼんやり思っていた

長生きをする気はないが、老婆という状態を経験したくなってきた。私がただの肉塊ではなくなる日は来るだろうか。いや、いや‥‥。

エマストーンがとてもいい。すきになった。

「私は領土じゃない」
「男は性的衝動と闘いながら生きる。呪わしいが生きる目的でもある」
「私は新しい自分とクリトリスを大切にする」

映画館で見ていたら吐いていたかも

ラストも漠然と不愉快。光景が不愉快。
この気持ち悪さは神話の類じゃないか。
k

k