フクイヒロシ

哀れなるものたちのフクイヒロシのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.5
これを2000円で観れるのは安い。。
6000円ですって言われても「…わかりましたよ!」って払いますよ。
それくらいものを観ました。

演技から映像から音楽から美術から、僕が気づかないような何から何まで、目から耳から極上体験でした。

サウンドもほんと良かったんだよな。
美術もホント素晴らしかった。
眼福とはまさにこのこと!

『カリガリ博士』感ありましたね、美術が。

**

ただ、ランティモスファンとしてはちょい物足りない。。

前作同様ランティモス監督の中ではかなりわかりやすい。
何をやってるのか何が言いたいのかが常にわかりやすい。

2023年はマーゴット・ロビーが『バービー』
を作り、
エマ・ストーンは『哀れなるものたち』を演じた、
っていうくらいにフェミニズム的にも語れる。

が、
主役の女性ベラが一番強く泣き叫ぶのは「格差社会を知った時」です。
語りたいのはフェミニズムだけではなさそう。

**


ラストネタバレはコメント欄に。