ゲル

哀れなるものたちのゲルのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.7
医療のアイディアはブラックジャック的である。
それだけに留まらない、女性の解放を描いた壮大なストーリー。
幼児というか、人間になりたての生き物状態からすっかり大人となるまでのベラを、エマ・ストーンが全身全霊で表現している。
食欲と性欲を貪る下品な姿から、過去をしっかりと受け止め将来の目標を語る凛とした姿まで、彼女の幅広い演技が楽しめる。
中盤は性的なシーンのオンパレードなので、誰かと観ると気まずくなりそう。
強烈すぎてやりすぎ感があった。
画面が華やかで観ていて飽きず、エンドロールもなかなか楽しかったけれど、エンドロールの文字はめちゃくちゃ読みにくい。

2024年に観た嘔吐シーンのある映画7本目。
ゲル

ゲル