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哀れなるものたちのmahirunoahiruのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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 結局観に行ってしまった……。新作映画を映画館に観に行くことはあんまりしないんだけど、あまりにも流行っていたため。ヨルゴス・ランティモスは、歪みを抱えつつも安定していた社会に外部から闖入者が現れ社会を壊してしまうというお話をずっと描いているんだけど(たぶん)、今回、主人公が闖入者のほうだったので爽快感もあってよかったですね!安定した社会側の視点だと後味悪いけどね(いやそれが好きだけどね)。ベラという魂が自由を獲得する話としてもわかりやすくて、過去一わかりやすい映画だったと思う。ロブスターが何映画だったのかいまだにわかんないもん……。
 音楽と美術がとてもよかった!ゲームのマップ、あるいはテーマパークみたいな作り物めいた街!EDのスタッフロールの背景美しすぎて永遠に見ててぇなー。抜擢された時点でアルバム1枚しか出してなかったというド新人の音楽担当の人もすごい。Spotifyでそのアルバム聞いてみたらすごい不安な感じだった。
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