ブラックチェリープラム

哀れなるものたちのブラックチェリープラムのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.2
私には、性と愛の物語でした。
良識や羞恥心は後天的。そして我々はもしかして不要な学習をしたために不自由な人生を生きているのかもしれない。
ここで表現された「自由」が、行き過ぎとか、残虐でエログロと思ってしまうのもひとつの価値観であるというほどにこの作品は全てが美しい。
「熱烈ジャンプ」…気持ちよいことして何が悪いって、ちょっと思った🤔

最後はスッキリしました。
性と愛は違う。
しかし、男の人は女性への所有欲が強いのはなんでだろう… その割に浮気するんだよなぁ😓

なんでリスボンだったのかな、ナタ(エッグタルト)が食べたくなった。ポートワインにトラム… 確かにポルトガル。
ロンドンからリスボンからアレキサンドリア、マルセイユ、パリ。ロンドンに戻るという旅程もファンタジーなんだろう。

カメラワーク、音楽というか不協和音もこの映画世界を印象づけるのに最上の道具立てになっていた。美術も素晴らしかった、
ここはベラのミュージアム‼️