そろろ

哀れなるものたちのそろろのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
1.8
※一度あげて、書き直してます。

赤ん坊の脳みそを大人の女性に入れるって話。そして、まるでお伽話の様なヴィクトリア調の世界観。

横腹が気持ち悪くなるくらい、変な映画が見れるぞ!と意気込んできたら、結構普通だったなぁ〜。肩透かしをくらいました。

R-18シーンに対しては「エマ・ストーン頑張ってんなぁ」「多いなぁ」くらいでした。

こういう映画って、変な世界にどうメッセージを乗せるかが見どころだと思っているんです。「哀れなるものたち」の変な世界はあくまで添え物でした。
ファッションもベラが進歩していくことによって変化があるなら面白かったけど、特になかったしな。ただのヴィジュアル的要素。

フェミニズム的要素も言いたいことはわかるんだけども、誰かが言った言葉をただ口に出している感じで、本当にそう思ってる?って感じ。

あと、「知識」を用いて、無害でなんの抵抗力もないヤギを「暴力」的に利用したのが一番悲しかったです。それってやってることが結局男性と一緒じゃん…
もっと色々学んだなら、もっといいやり方あったと思うんだけどなぁ。
それを含めて哀れなるものたちなのさってことならそれでいいけど、それってフェミニズムなの?

あ、でもベラが注目してる所にカメラがジーっとよるのは良かったです。
魚眼レンズはあんまり刺さらなかった。
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