原作からの映画。『さよなら渓谷』依頼のタッグ、吉田修一と大森立嗣。
このコンビは好きなので、期待！
最初はよくわからなかったけど、
映画を見たあとに難しく考えすぎていたと思った。
何故湖なのか。この話は、日本社会の闇を描いていると思った。人間の過ちや罪がドンドン、湖のようにたまっていく。なくなる事もなく、ドンドン、嘘の水が上から蓋をしていく。
特に、浅野忠信演じる刑事がわかりやすい。最初は、正義感があって刑事になったのに、社会の力や不都合で人格までもが捻じ曲がってしまう。
そして、それと対比に湖での佳代と圭介の関係は、この闇とは対照的に描かれている。
なんだか、他人事じゃないゾッとする話だなと思った。もう一度公開したら見たい。
