亜舞琴美

瞳をとじての亜舞琴美のレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
3.6
ビクトル・エリセ40年ぶりの作品。

自分は未だに映画監督なのか?作家なのか?
そんな問いかけを堂々と形に作品しにしているように感じた。

冒頭のシーンとラストシーンの結びつき方がとても綺麗。
ポスターの少女がラスト数分しか出てないにも関わらず、圧倒的存在感。

フリオはなぜ最後に瞳を閉じたのか。
なぜ少女の写真を所持し続けたのか。

老いるとはどういうことなのか。

そんなことを気づいたら数時間考えてしまうような作品。

2024年41本目
亜舞琴美

亜舞琴美