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瞳をとじてのsashaiceのレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
3.4
喪失、追想そして再生。
「ミツバチのささやき」のビクトル・エリセ監督の話題作。撮影中に主演俳優フリオが失踪して未完となった映画、半生の追想、80歳というご高齢を考えると映画と記憶をリンクさせたのは感慨深いものがあるけど正直に書くとあまり好みではなかった。169分という尺で構えて行ったけど前半は狙ってるかのようにあまりにも退屈で瞳を閉じてしまった、、最後も自身の映画人生を投影するような印象的なシーンはあったけど前半の忍耐力が限界だったのもあって感動は最小限になってしまった感。なかなか評価をしないことが難しい作品だけどシンプルに考えると作品として面白くはないと思う。そもそも面白いという尺度で測れる作品ではないのかもしれないけど傑作というには程遠い感じがする。
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