ゾロ

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のゾロのレビュー・感想・評価

4.0
無茶苦茶面白いわ!
外交や内政を基準に学ぶ世界史ではなく
教科書に無い宮廷内の世界を覗き見る…

多分、残された書物や文献から
考察された世界なんだろうなーと思いながら
どこまでが、リアルなのか?空想するのが好き
新情報出たら、覆るワクワクもある☺️

ルイ15世の愛人と聞いたら
ポンパドール夫人?と思いながら
事前情報入れないようにして鑑賞

ルイ14世 太陽王
ルイ15世 ポンパドール夫人外交
ルイ16世 ギロチンされた王

世界史だと、パッとしない王だったのに
色んな事をひっくり返された!!

それが、無茶苦茶新鮮で面白すぎた!

マリー・アントワネットの映画で
登場していた役では端役で嫌な奴
そんな公妾の物語
ポンパドール夫人は没した後でした

視点だわーと視野の狭さに辟易する

画的には美しいが、実際は
ルイ15世の晩年…と考えると美化しすぎ?

この映画内の人物は、物凄い人間味がある
史実を伝える為の継ぎ接ぎの言動は
時々、?となるからね

ルイ16世の無能なイメージは
一新されて、無茶苦茶良い男になっていた!
外見でなく、人間味!!

妾付きのラ・ボルドも良い人だったなー
ルイ15世とジャンヌからの信頼感
本当に良い人なんだろうなーって…

ルイ15世の人間味も良かった
無能というマイナスイメージ…
ジャンヌとの関係にドキドキ出来た…
無言の威圧!プライドと愛だわ🥹

ジャンヌもね
観た映画では嫌な奴のイメージしか無かった…

改めて、歴史の面白さを感じた
結局、史実を基に紡がれる物語の
人物像は偶像なんだよね

現代の人が過去の偉人の性格を言語化する…
烏滸がましいよね
本質は変わらなくても、性格は変わるかも
人は、願いや想いと違う決断もするからね


本作の面白さの説明難しいので
面白い要点だけメモ
▪️アントワネット視点が多い中、違う視点
▪️外政の谷間…ルイ15世に着目
▪️ポンパドール夫人、ジャンヌ、
 アントワネットという三女人による改革
 比較すると無茶苦茶面白く興味深い🤔
▪️美化しすぎな晩年
▪️カトリックの呪縛、死後の世界
▪️公妾という禁忌
▪️その愛は真実なの?未来は?
▪️戦争、革命ではなく人物が面白い
▪️伯爵、公爵等身分社会の事前知識



 
⚫︎マイウェンさんの脚本、監督、主演

ギャグなのか?は伏線だし
愛は全てを乗り越える!!

慣例や重役会議も越える 
さらには
宗教や慣習を超え
王太子の心も突き動かす

女性が持ち得る
物凄いパワー感じました!!

でも、絶世の美女?かと思うと…
まぁ好みだからな…
それは言及してはいけないのかな?
ゾロ

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