カーディフに暮らす青年ヤン・マーデンボロー(アーチー・マデクウィ)は大学にも行かず、グランツーリスモに熱中していた。ある日、ゲーマーを本物のドライバーに育てるアカデミーが設立され、ヤンは予選を突破してエンジニアのジャック・ソルター(デヴィッド・ハーバー)の下で訓練を受けることになる。
「第9地区」を超える作品が出ないなと思ってたニール・ブロムカンプ監督だけど、なかなか面白かった!これが実話ベースってのも凄い。
展開に目新しさがないのはともかく、映像の美しさ、レースの迫力、マシンのカッコ良さに痺れた!
リアルのレース場面にゲーム感覚の映像を上手く組み込んで、スタイリッシュかつ状況を分かりやすく見せてるところがいい。クラッシュもかなり衝撃的。
そして、すっかり主役級の役者になったデヴィッド・ハーバーがドハマりだった。シニカルで攻撃的で、実は思いやり深い中年男ジャックが存在感抜群だった。
ただ、GTアカデミーという奇抜な企画がなかったら、ヤンは人生どうするつもりだったんだろう…