このレビューはネタバレを含みます
藤井風の「満ちてゆく」を映画館で聴くために観に行った。エンドロール最高だった。
映画鑑賞趣味本格化計画第一回目。
毎週水曜日に映画館に映画を観に行き、レビューを書くことを決意。映画が魅力的なのは他の人の人生をたくさん覗き見できるから。人生について考えたことを残していきたい。
四月になれば彼女は
結婚を控えた精神科医藤代俊(佐藤健)のもとに、かつての恋人春(森七菜)から手紙が届く。ウユニ、プラハ、アイスランド。2人で行くはずだった世界各地からの手紙。そのいっぽうで恋人の弥生は俊の前から姿を消す。4月、俊は愛する人をさがし求める。
印象的だったのは、
弥生が口にした、
愛を終わらせない方法は、手に入れないこと。
ということば。
正直難しい。手に入れるとは極めて利己的だという指摘を見た。自分の思い通りに、こうあってほしいを相手に押し付ける。危なっかしいもので、それを表したのが春の父かもしれない。
好きとは愛するとは何なのか。会いたいという気持ちなのか。何かしてあげたい、与えたいと思う気持ちか。尊敬する気持ちか。どこまでお互い干渉するものなのか。自立したいが、相手と一緒にいるにはどうすればよいのか。春が俊に手紙を送った気持ち。弥生が春を追いかけていった気持ち。俊が無関心な様子。少しこわくも感じた。まだまだ理解するのは難しい。
川村元気さんの原作も読んでみたい。世界から猫が消えたなら、という小説も過去に友人が読んでいた気がするので今度手に取ってみよう