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四月になれば彼女はのniko321のネタバレレビュー・内容・結末

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

試写会にて鑑賞しました。原作は読んでいたのですが、いい意味で原作と違う展開を楽しめました。恋愛の儚さと命の尊さが表現され、春に感情移入出来ました。
「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」婚約者が答えを見つけるために主人公の藤代のもとから失踪。大学時代の忘れられない相手である、ハルと藤代。婚約中の藤代と弥生。過去と現在の恋愛に揺れる藤代の心理模様と二人の女性の関係性が交差するストーリー。
個人的に気になった場面がところどころ。
暗室で現像した写真に弥生が現れた時はホラーかと思いました(笑)また、春のもとに弥生が訪ねるという展開も想定外でビックリしました。
ティーチングに参加させていただき、主人公三人にフォーカスするための設定であると理解しましたが、好き嫌いの好みがありそうだなと感じました。春のナレーションと美しいプラハの景色がスクリーンを埋めるはじまり方は個人的にはとても好きです。山田監督の今までの映像作品を見て、今回の作品においても映像や音楽に意味があると思いますので、その回収のためにまた改めて映画館で楽しみたいと思います。
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