リンコロシネマ

愛にイナズマのリンコロシネマのレビュー・感想・評価

愛にイナズマ(2023年製作の映画)
3.9
【人生に嘘ばっかりついてる貴方に】

〜ハグは存在の確認〜

理不尽な業界人の荒川(三浦貴大)めっちゃムカつく

その反動で実直な正夫(窪田正孝)がオアシス

BARで熱弁する正夫を見つめる花子(松岡茉優)の表情

その2人に吃驚するバーテンダー(芹澤興人)

正夫の親友である役者のタマゴ落合(太賀)

娘の花子を見守る病気の父(佐藤浩一)

その父の盟友:則夫(益岡徹)

カルト教団…じゃなくてカトリックにどっぷりな次男(若葉竜也)

洒落は分からないけど実直で恐竜好きな長男(池松壮亮)

『消えた女』の母さん:美樹(?)

えっ⁉︎ここにも北村有起哉⁉︎

事務的な携帯電話会社の店員(趣里)

えっ⁉︎ここで高良健吾?

主役級の役者が効果的に配役されているストーリーの中で松岡茉優の熱演が光る✨

とても赤が効果的な映画

散骨して手のひらに残った骨の粉をペロッと舐める気持ちめっちゃ分かる

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家賃滞納で退去寸前の折村花子は子供の頃から夢だった映画監督デビューを控えていた。ある日、花子は感性をばかにする助監督にセクハラを受け腹立ちまぎれに立ち寄ったバーで、舘正夫と出会う。しかし、プロデューサーに騙された花子はすべてを失ってしまう。

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コロナって何だっんだろう…まだ過去形じゃないのか…別役実の不条理劇なみに不条理な業界に生きる花子と花子を取り巻く人たち、、、一見とっ散らかってるような物語を名優たちが効果的に演じることで味わい深い映画になっていると感じる。