sonozy

Winter boyのsonozyのレビュー・感想・評価

Winter boy(2022年製作の映画)
2.5
交通事故で愛する父を突然亡くした17歳の高校生リュカの喪失感の物語。
原題は『Le lycéen(高校生)』
クリストフ・オノレ監督の半自伝的作品とのことで、監督がリュカの父役で出てきます。

うーん。。これはダメでした。
半自伝的ということなので、リュカの行動はゲイである監督自身の実体験なのだろうと理解しつつも、父の死の喪失感を抱えながらこうなっちゃう?...と、共感要素が少なく。
父の死の直後の友人とのアレ、パリの兄のアパートでしばし過ごす日々の、兄の同居人リリオとのあれこれや、あんなオッサンとの...
(ゲイのシーンが嫌いとかではないですよ)

父との関係はほぼ描かれないのに、リュカ(母役のジュリエット・ビノシュも)のモノローグで自身の感情を解説するなど、全体的に語りすぎな演出も気になり、カメラワークも...

そんなわけで、リュカを演じた注目の新人ポール・キルシュにもさほど惹かれず。残念。
sonozy

sonozy