フドイナザーロフ監督の作品
『少年、機関車に乗る』は爆睡してしまったのでこちらでリベンジ。
こっちのが好きですね。
内戦中のタジキスタン。街で出会った若い男女がロープウェイで繋がれていくラブストーリー。
博打で負けた父親が娘をあげるというのはどうかと思うが、そのあとの二人の掛け合いにほっこり。
しかもロープウェイというのがゴンドラみたいに小さくて二人くらいしか乗れない。だからこそドキドキする。
そして内戦中だから、戒厳令が出ており夜に外を歩けず、戦車が街のなかを走り抜け、あちこちで銃声が聞こえる。唯一の安全場所は空の上。
二人の美しいラブロマンスが観れます。
最後のシーンもとても素晴らしい。彼女を捨てられない男は自転車でどこまでも追いかけます。
色々な場所で戦争が起きているいまにぴったりな作品で、こうやって人と繋がることも重要だと再認識しました。
フドイナザーロフは乗り物を使って構図を作ったり、物語を進めるのがめちゃくちゃ上手い!